平昌オリンピック・パラリンピックも終わった3月20日から韓国南部を訪問した。大邱の西門市場は、乾燥明太、塩蔵太刀魚、海藻類の特有のにおいに包まれていた。昼でも寒い1℃ほどの空っ風のなか、路上に所狭しとせり出した屋台でチアジメが客を待っている。
翌21日午後からみぞれは夜半には雪に変わり、22日朝には上がったものの、平地で30cm、新羅時代の名刹石窟寺は40cmの積雪に覆われた。直下にある井戸水(写真下部)は柔らかい。
22日午後釜山に入り、展望塔からは対馬が遠望できた。夕刻にかけチャガルチ市場に出かけた。韓国最大の魚市場、タラバ・ズワイ、アワビ、クロダイも活魚で水槽を飾り、昼夜営業の活気が伝わってくる。内陸とは鮮度の差が明瞭だ。現築地もそうだが、魚市場は狭い空間にぎっしり詰まっているモノと空気が人を呼ぶ。(2018.03.24.)